Rail or Fly

レールに乗るのか、飛び降りるのか、迷っているきみに届けたい。

大学生活のヒント

「教育に関心があります」と言う人はまず、「受験勉強の意味」を語れるようになってほしい。

最近、「教育に興味がある」と言う人によく出会う。 たいていは、下のような理由で、教育に興味を持っていると言う。 「偏差値至上主義ってやっぱりおかしいと思うんですよ。偏差値ではなく、やりたいことで高校や大学を決める。机の上でしか通用しないお勉…

インターンシップの説明会に、社員として参加して思ったこと。

今日は、2016卒の学生のみなさんのためのインターンシップの説明会に、新卒1年目として出席させていただいた。 前に出てプレゼンをする、という形ではなく、円卓を囲んでざっくばらんに質疑応答に答える、といったものだった。 僕がなぜ京大の理学部という…

僕たちの周りには、味方しかいない。

僕が昔ブログを書き始めた頃に思っていたのは、「自分のことをわかってくれる人は、本当にわずかだ」ということだった。 そう考えていた理由としては、当時周りにいたのがほとんどインド人だったというのもあったと思う。(そして、僕がやっていたインターン…

「好奇心を持つこと」のススメ。

自分自身を人と比べて何が違うかと言えば、非常に強い好奇心を持っていることだと思う。 学生時代は理学部、現在は広告会社と、いずれも好奇心の強い人たちが集まる場所にいると思うのだが、その中でも自分の好奇心旺盛っぷりは少し極端だと思う。 もちろん…

クソマジメな人の戦い方について。

僕はよく人から「マジメだなぁ」と言われる。 その意味するところは、自分でもよくわかっている。 どんな物事に対しても、一生懸命仮説を立て、分析し、理由付けしてしまう。 あまり手を抜いたりサボったりできず、自分のせいでチームが失敗したりすると非常…

働きはじめて改めて感じた、海外インターンに行くべき理由。

入社して2カ月。 真っ暗闇の中を手さぐりで歩いていることには変わりないが、少しだけ暗さに目が慣れてきた。そんな感じだろうか。 その中で、インドの地獄のようなインターンで学んだことが、いかに僕の日々の業務への向き合い方に役立っているかを痛感した…

「大企業かベンチャーか」という二者択一で考えるのは、即刻やめるべきだ。

みんな、「大企業かベンチャーか」という議論が大好きだ。インターネットでは、たいてい後者が良しとされているのだけど、たぶんリアルの世界で十分な数の就活生をランダムに選んで聞いたら結果は逆転するだろう。 大企業のほうが成長できるとか完全にウソ -…

「おもしろいことをやっている人」という言葉が嫌いだ。

僕は、「おもしろいことをやっている人」という言葉が嫌いだ。憎んでいる、と言ってもいい。 できることなら、誰かをその言葉とともに紹介されたくないし、自分はそんな言葉をかけられたくない。「おもしろいことをやっている人たち」の集団や、それを取材す…

ブログの告知をFacebookでやるのは、本当は、とても怖いけど。

昔こんな記事を書いたことがある。 友達に嫌われるのが怖くて、発信ができない人へ。 この記事を書いてから1年半が経ったけれども、いまだに僕は、友達に嫌われるのが怖いという感情を抱きながら、ブログ更新を続けている。 しかし、この記事を書いた時とは…

ミーハー心や知名度で就職先を決めて、何が悪いんだ。

就職活動をしていた頃、人気の業界やいわゆる一流企業を目指す学生たちを鼻で笑うような人に、何度か出会ったことがある。 あるいは、大企業に行っても誰も守ってくれない、これからは自分がどうなろうとも生きていけるだけの力を身につけるべき時代だ、とい…

'何者' / 朝井リョウ - 誰かを肩書きや見かけで判断してあざ笑っても、何者にもなれやしないんだ。

あなたは、「何者」かになりたいと思っている人たちを、バカにしたことはないだろうか? SNSのプロフィールに尊敬する起業家や冒険家といった人たちの名前をスラッシュを交えて並べ立て、「クリエイティブ」やら「ノマド」やら中身のない横文字を大量に含ん…

「インターンの方が成長できる」という洗脳から、きみはそろそろ目覚めた方がいい。

「インターン(※)とアルバイト、どっちがいいんですか?」時々、このような質問をされることがある。この質問をする人は、基本的には、「お金を稼ぎたい」というより「(いろんな意味で)成長したい」と考えているはずだ。(昔「成長したい」という言葉は早…

「人や社会の役に立ちたい」と、どうしても思えない人へ。

はやいもので、もう2013年も終わりだ。このブログに移転してから、1年半が経った(2年以上前の記事もあるが、これは移転前のものだ)。1年半の間で、このブログを読んでくれた人たちから、たくさんメッセージをもらった。コメントやメールで、TwitterなどのS…

「きみにしかできないこと」は、「誰もやっていないこと」なんかじゃない。

「きみにしかできないこと」ってのは、「誰もやっていないこと」じゃない。「きみが自分自身を救うためにやるべきこと」だ。 この世から貧困をなくしたいと思って、東南アジアのボランティアに参加するとしよう。冷笑的な人たちは、きみのことをバカにするだ…

本ばかり読んでいる人間には、本のおもしろさは絶対にわからない。

僕は小さい頃から活字が好きで、小学生の頃から家にあった本をとっかえひっかえつまみ読みしていた。特に読書論とか人生論とかを語った本でよく目にしたのが、「大学時代には本を読むべきだ」という言葉だ。これは本に限らず、高校生が先生や先輩に「大学時…

'デミアン' - ヘルマン・ヘッセ / 「自分の進む道に確信を持っている人」なんていない。

今「デミアン」という小説を読んでいるが、そこにこんな一節が出てくる。ほかの人たちのすることは、私にもなんでもできた。わずかの勉強と努力でプラトンを読むことも、三角の問題を解くことも、化学の分析にくっついて行くこともできた。ただ一つのことだ…

自分のやりたいことは、自分ではなく、外界や環境が決めるという話。

インドから帰ってきて1年。僕は今、大学生活最後の1年の真っただ中にいる。この1年の間に、ずいぶんブログ経由での知り合いが増えた。インターネットというのは面白い。ヤフーのトップページにあがる芸能人のキンキラのゴシップ記事にくらべれば、僕のブログ…

「私はこういう人間です」と語れるようになれたら、その大学生活には、意味があったと思う。

年が明けて、成人式の時期がやってきた。もうすぐ期末試験があって、春休みになって、卒業式があって、そしてまた、春が来る。僕はついに大学学部6年目に突入するわけだ。(1年半休学していたから、実際の学部在籍期間で言ったら4年目なんだけど。)18歳の時…

人を「意識高いかどうか」で語るのはやめようぜ

先日、自分が就職活動をするにあたり、とある人に連絡を取った。僕よりも上の学年で、すでに内定が決まっている人だ。就職活動が本格化するのは12月。今の時期はとにかくいろんな業界の人に話を聴きたいと思っていた僕は、内定の決まっているその人に話を聴…

自分のせいにして物事を考える癖のある人へ。

大学の友達からは「全然見えない」って言われることも多いんだけど、僕は中学と高校で野球部に入っていた。高校は、激戦区の大阪ということもあり、甲子園なんて夢のまた夢の弱小公立高校だったけど、なんとかベスト8レベルの私学にひと泡ふかせてやろうとい…

自分探しは大いにやるべしという意見。あるいは、僕の好きな音楽の遍歴。

今日は「大学時代に自分探しをやっておけ」という話を書く。 「大学時代にやっておくべきこと」っていうテーマを扱ってるブログ記事や本はたくさんある。たぶん扱いやすいテーマだからだろう。一定以上の年齢であれば、いろんな人が自分の経験を(ドヤ顔で)…

「学校の勉強ができること」の、これからの価値について

仕事が忙しかったのと、体調不良とで、どうにもブログが更新できなかった。ごめんなさい。 「学校の勉強ができても、生きていくのには関係ない」「学歴なんて無意味だ」こんな言葉を、きっと誰もが一度は聞いたことがあるように思う。今日は「学校の勉強がで…

「成長したい」という言葉は早めにゴミ箱に捨てた方がいい

昔、僕は大阪のとある小さなIT企業でインターンしていた。そのインターンのプログラムを通して、いろいろな企業でインターンをしている関西の学生たちと触れ合う機会があって、そこではよく「成長したい」という言葉を耳にした。自分を成長させたい。成長し…

これからの大学生活にワクワクしている、あの頃の誰かさんへ

今年は桜を見てないし新入生で溢れるキャンパスを訪れてもいないけど、そういえば4年前、僕は大学1年生だった。あの頃、頭でごちゃごちゃ妄想するのが大好きで、そのくせ外に向かってはプライドが高くて、人の話に興味なくて…そんな根拠のない希望に満ちた大…