Rail or Fly

レールに乗るのか、飛び降りるのか、迷っているきみに届けたい。

「広告ビジネス 次の10年」広告に携わるすべての人が読むべき一冊。

先月発売されていた「広告ビジネス 次の10年」(著者:横山隆治、榮枝洋文)を読んだ。 著者の一人、横山隆治氏は、広告業界の人間にとっては「業界人間ベム」でもおなじみの方だろう。 広告代理店のぺーぺーとしてこの本の感想を一言で言うと、半端ない危機…

'何者' / 朝井リョウ - 誰かを肩書きや見かけで判断してあざ笑っても、何者にもなれやしないんだ。

あなたは、「何者」かになりたいと思っている人たちを、バカにしたことはないだろうか? SNSのプロフィールに尊敬する起業家や冒険家といった人たちの名前をスラッシュを交えて並べ立て、「クリエイティブ」やら「ノマド」やら中身のない横文字を大量に含ん…

広告業界を志望する人におススメの本3冊

今日は、1)広告業界を志望する人におススメの本3冊、2)本で得た知識を使う時に気を付けなければならないこと、の2つのことについて書く。 1)広告業界を志望する人におススメの本3冊 僕は特に広告系の学生団体やセミナーに参加していたわけでもないし、学部も…

本ばかり読んでいる人間には、本のおもしろさは絶対にわからない。

僕は小さい頃から活字が好きで、小学生の頃から家にあった本をとっかえひっかえつまみ読みしていた。特に読書論とか人生論とかを語った本でよく目にしたのが、「大学時代には本を読むべきだ」という言葉だ。これは本に限らず、高校生が先生や先輩に「大学時…

'デミアン' - ヘルマン・ヘッセ / 「自分の進む道に確信を持っている人」なんていない。

今「デミアン」という小説を読んでいるが、そこにこんな一節が出てくる。ほかの人たちのすることは、私にもなんでもできた。わずかの勉強と努力でプラトンを読むことも、三角の問題を解くことも、化学の分析にくっついて行くこともできた。ただ一つのことだ…

'青が散る' - 宮本輝 / 喪ったものは可能性である。喪失と教養小説について。

青が散る〈上〉 (文春文庫)作者: 宮本輝出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 18回この商品を含むブログ (26件) を見る青が散る〈下〉 (文春文庫)作者: 宮本輝出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/05メディア: 文…

本の感想2/「利己的な遺伝子」他

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,黒沢 健二,松永 肇一,美谷 広海,祐佳 ヤング出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/01/11メディア: 単行本購入: 21人 クリ…

本の感想1/「ライ麦畑でつかまえて」他

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)作者: J.D.サリンジャー,野崎孝出版社/メーカー: 白水社発売日: 1984/05/20メディア: 新書購入: 48人 クリック: 410回この商品を含むブログ (356件) を見る この本は18の時から何度も読み返している。僕はもう23になる…

このブログを書いている人間について。

どうもこんにちは。はじめさけと申します。 どんな経路を辿ってあなたがこのブログを読んでくださっているのかはわかりませんが、インターネットという広い海の中からこのブログを見つけていただいてありがとうございます。 一応、自己紹介をしておきます。 …