Rail or Fly

レールに乗るのか、飛び降りるのか、迷っているきみに届けたい。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

The Bends - Radiohead / 「普通の人」になりたいという願望に苦しむ、すべての「変わり者」への応援歌。

ロックでやれることは、もうあらかたやり尽くされてしまった…。そんな世紀末感の漂う1990年代に彗星のように現れた、Radioheadの2ndアルバム。1stアルバムで見せたトリプルギターのアンサンブルの、ひとつの完成形を提示する名作である。 the bendsは「潜水…

勉強は、学んだことを正解にする練習です。

「なぜ勉強するのか」ということに対するメリットは、子供の「どうして勉強しなきゃいけないの?」→ 勉強することの具体的で直接的で切実なメリットを説明で見事に述べられているわけだが、これらはあくまで実利的なメリット。実利的なメリットに対して、精…

「インターンの方が成長できる」という洗脳から、きみはそろそろ目覚めた方がいい。

「インターン(※)とアルバイト、どっちがいいんですか?」時々、このような質問をされることがある。この質問をする人は、基本的には、「お金を稼ぎたい」というより「(いろんな意味で)成長したい」と考えているはずだ。(昔「成長したい」という言葉は早…

名前をつけてやる - スピッツ / 情けない青春が詰まった、幻想的な絵本みたいな音楽。

スピッツ。日本人ならたいていの人が、このバンドの名前くらいは知っているだろう。彼らの代表曲の1つ"空も飛べるはず"は、しばしば学校の合唱用の曲として取り上げられるほど、世の人々に浸透している。しかし、スピッツというバンドは、「音楽の教科書に載…

Q - Mr.Children / メジャーど真ん中にいるバンドが繰り出した、渾身の実験作。

ミスチル、と言えば、みなさんはどんな曲をイメージするだろうか。1990年代に青春を過ごした人なら、"innocent world"や"Tomorrow Never Knows"と言った懐かしい名曲たちを、今20歳前後の人なら、"Sign"や"しるし"を、それぞれイメージする、ということにな…

The Stone Roses - The Stone Roses / 水のような、極上の透明感。

最初にこのアルバムを聴いた時、あまりにもすっと聴けて「あれ?もう終わったのか」と拍子抜けしてしまった。それほどまでに、このThe Stone Rosesのセルフタイトルアルバムは、聴き手に違和感を与えずスムーズに流れてゆく。かといって印象に残らないかとい…

100人以上と飲んで感じた、さし飲みを楽しく成功させるための10カ条。

・しつこく誘わない断られたり、一度は約束したものの流れてしまったりしたら、縁がなかったとあきらめましょう。 ・長引かせない。さし飲みの楽しさというのは、時間ではなく濃度にあります。だいたい2時間半〜3時間が、僕のベストタイムですね。短い時間に…